ダイエットに成功してふた回りも小さいサイズの服を着れるようになった職場の同僚がいます。半年かけて、１５kgもダイエットをした彼女でしたが、やめどきを考えていなかったらしく、ダイエットがどんどんエスカレートしていきました。ふた回りも小さい服が着れて（１３号から９号）、ダイエットに成功したことからくる喜びから笑顔が絶えなかったのは、２ヶ月ほどでした。「もっと痩せれる」「もっと細くなる」「もっともっと」と、筋トレも食事制限もどんどん厳しくしていった彼女は、痩せるを通り越して日増しにやつれていきました。輝いていた笑顔も日を追うごとに引きつっていきました。体重はその人の適正体重程度まで落ちるとその後は落ちづらくなるといいますが、彼女の場合もそうだったようです。成功してダイエットに比べて、体重の減りが遅いことに苛立ちを覚えた彼女は性格まで歪んでいきました。
ダイエットに成功して、誇らしく美しかった時期はたった２ヶ月です。ダイエットに成功するためには、目標を立てることが大切といいますが、足るを知るという意味でも目標を立てるのは大切なんだなと気づかされた出来事でした。