サントリーは5月5日、今秋発売予定のフランスワイン「ボジョレー・ヌーボー」を値上げすると発表した。
参考価格は、昨年の最大2.2倍となる。
燃料価格の高騰による航空輸送費の高騰が要因で、毎年人気のボジョレーに値上げが波及している。
ジョルジュ デュブッフ ボジョレー ヌーヴォー 2022 セレクション ドゥ デュブッフ」(750mm/リットル)は、税込価格3,850円です。(750mm/リットル)は税込価格3,850円(前年比1.4倍)、37.5ml)は税込価格3,080円(前年比2.2倍)で、11月17日に発売されます。
同商品は、毎年フランスのメーカーから輸入し、サントリーが販売しているものです。今年は急激な円安に加え、商品自体の価格も上昇している。
「ボジョレー・ヌーボー」といえば、かつてはワイン愛好家だけでなく一般消費者も巻き込んだ一大イベントで、解禁日当日の0時までのカウントダウンがニュースになったが、現在は沈静化しつつある。
スーパーでは低価格のワインが売られ、生産者や有機農家はこだわりのワインをアピールし、普通のワインは2500円(750ml/9本)程度で売られていた。味の優劣ではなく、鮮度が売りなので、大幅な値上げは売れ行きを鈍らせる可能性がある。ボジョレー・ヌーボーはフランスのボジョレー地区で造られるが、欧州ではイタリア、南半球ではチリやオーストラリアの新酒がヌーボーとして手頃な価格で販売されており、日本ワインも新酒の普及で多様化している。
円安と原油高で、多少の値上げはやむを得ない。ワインの解禁が話題になっているが、価格を2倍にすれば以前とは違うカテゴリーになる。経済学者としては、価格が2倍になってもどれだけ売れるか、今後の価格戦略に注目したい。さて、日本酒は世界的に人気があります。日本酒だけでなく、国産のウイスキーも世界の権威ある賞を受賞しています。国産ワインも最近急速に美味しくなってきました。国産ワインも円安を利用して、世界に輸出してほしいものです。